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高校生のためのおもしろ歴史教室>余話の部屋

20.アルザルへ行った十支族

 旧約聖書の外典の「第4エズラ書」には、

 「彼らは、多くの異邦の民を離れて、人がまだだれも住んだことのない、ほかの地方にいくと決心した。彼らは、それまでいた地方では守ることのできなかった『掟』を、そこで守りたかったのである。彼れはユーフラテス川の狭い支流を通っていった。そのとき、いと高き方は彼らにしるしを行い、彼らが渡るまで川の流れをせき止められた。
 その地方を通りすぎる道のりは長く、1年半に及んだ。その地方はアルザルと呼ばれている。」(第13章40〜47節)

という記録があります。
 「アルザル」は、一般にはシルクロード上の都市ではないかといわれていますが、シャンバラとも呼ばれる地底都市であるという説があります。そこに住む住民は、宇宙船を自由自在に操って星間移動もできる高度の科学文明を築いているということです。また、人格的にも優れていて高度の精神性をもった、人類であるというのです。このことを順を追って簡潔に説明してゆきたいと思います。

 1947年7月2日に「ロズウェル事件」がありました。アメリカのニューメキシコ州のロズウェルで空飛ぶ円盤が、墜落し、空飛ぶ円盤の破片が辺り一帯に飛び散った。さらに、宇宙人の遺体が3体回収されて、陸軍基地に運ばれたという事件です。アメリカ軍は、事件を否定していますが、機密ファイルを入手したという飛鳥昭雄の著作に真相が述べられています。
 この時回収された宇宙人はれっきとした人類で、それも日本人と同じYAP遺伝子をもっていたといいます。日本人そっくりの小柄なモンゴロイド(黄色人種)であったので、終戦後すぐのことなので、日本軍が攻撃兵器に乗ってやってきたのではないかと疑ったと言います。携帯していた食料も、当然われわれ人類が食べているものと同じような物で、試食したところ大変おいしかったとのことです。古代ヘブライ語の文字の書かれた本まで船内にあったということで、日本人に似たモンゴロイドの宇宙人は「イスラエルの失われた十支族」ではないかということです。
 さて、空飛ぶ円盤は、プラズマを推進力として利用しており、とても高度な科学文明をもっていることがわかりました。墜落した宇宙船の底部には、三つの高電圧発生装置がついており、この高電圧発生装置によってプラズマがつくりだされ、その電圧を調整することにより、推進力にしているとのことです。このような装置で発生させたプラズマは、電圧の加減で、破壊兵器にも、また、ものをつつみこんで、亜空間をつくり、別の空間に送り込むこともできるとのことです。そして、この墜落した宇宙船は、宇宙から来たのではなく地球内部から飛来したものであることをアメリカ軍はつかんでおり、同じ原理で動く宇宙船もすでに、完成させたと言います。
 マーシャル・B・ガードナーによる古典的な地球空洞説による図。北極と南極に出入り口があり、地球の中は空洞で中央に、地底の太陽(セントラルサン)が輝いています。
 最新のプラズマ理論によると、地球の空洞は自然のプラズマにより亜空間として存在していることになります。北極・南極に地底世界の入口が常に開いている訳ではなく、地底人が科学力により磁気エネルギーの通り道であることを利用して、亜空間を生じさせ、宇宙船が出入りできるようにしているとのことです。北極と南極は地磁気の通り道である事により、条件により自然に地底世界への出入口として開く時もあるとも推測されます。
 ロズウェル事件の半年前の1947年2月、北極点を飛行中のアメリカ軍のリチャード・E・バード海軍少将は、突然機体が霧の中に入ったかと思うと、亜熱帯のジャングル地帯を飛行していたという事件がありました。
 プラズマに拠って生成された亜空間であるアルザルに紛れ込んでしまったのです。その時の写真は、機密扱いであったのですが、ソ連のKGBに漏れてしまいました。さらにそれをハッキングして入手した写真が、飛鳥昭雄の著書に転載されてあり、本当だとするとピラミッドや人工の建物、道などもジャングルの中にあります。広大な空間であることがわかります。
 機体を元に戻そうとした飛行機の前に紅色の怪しげな巨大な雲が出現し、再びバード少将の飛行機は、白い霧に覆われ、もとの北極の氷原での飛行にもどってしまったということがあったというのです。
 さらに、バード少将は、1956年1月13日、あたかもアルザル空間に招かれるように、南極点を飛行後、同様の体験をして、巨大な大陸の上空を飛行することになります。
 自然発生のプラズマ現象として雷の稲妻や、北極圏のオーロラなどがあります。プラズマは、マイクロウエーブやX線レーザーなどを交差させることによって発生するとのことです。地球は、地磁気(磁力線)が南極付近から飛び出し、地球を包み込みながら北極付近で束ねられて潜り込む構造をしています。磁力線の出発点も終着点も地球の中心の内核(コア)となります。このコアでプラズマが発生し、亜空間(別の次元の空間)をつくっているのではないかというのが、最新の地球空洞説です。
そして、空洞の中に、伝説のアルザス、古来の言い方ではシャンバラがあるというのです。
  地球軸に傾きがあるため、夜空にかかる天の川銀河は2万6000年(25920年)でぐるりと一周します。2012年12月21日の冬至の日に、科学的に実証可能な宇宙の大変換が起こります。銀河の中心と太陽と地球が一列にならぶのです。強力な磁気エネルギーが地球に直接降り注ぐので、当然、地球も大きく変わることになるでしょう。
  地磁気が消滅し、地球は壊滅的打撃を受けるという予想もあります。
  そうなれば、地上のみならず、空洞地球のアルザルの空間も消滅し、崩壊してしまうことになるという説も成り立ちます。
 新約聖書ヨハネ黙示録第9章1節〜3節、7節〜11節の記述は、地底から出現する宇宙船艦隊のことを示しているといいます。
 科学的な予想ができることですので、アルザスの宇宙人(実は地球人)は、この時、宇宙船にのって地上に姿をあらわし、そのままでは絶滅してしまう地上の同胞を救おうとしているのです。
 その時の準備のために、積極的に地上の人とコンタクトをしているということです。そのメッセージの一つを紹介します。
「その日、その時、地球を覆うほどの膨大な数の”宇宙船(マザーシップ)”と”空飛ぶ円盤(スカウトシップ)”が訪れる。
 …今まで人類が営々と築き上げてきた”科学文明”は、すべてが一瞬にしてその機能を停止する。―――”地球の静止する日”の到来である。多くの人々は、なにごとが起きたかと慌てふためくであろう。天空は膨大な数の宇宙船で覆いつくされ、地上では、文明の利器がすべて沈黙する……。
……
しかし、けっして慌てたり、恐れたりする必要はない。彼ら宇宙船と宇宙人は、地球を攻撃にきたのではない!限りなき愛と援助の手をさしのべにきたのである。」(「宇宙船 天空に満つる日」渡辺大起・山本耕一著 1993年)

 地球内部の空間では、失われた十支族が保護される以前から、高度な文明を築いていたのでしょう。太古から、岩絵に宇宙船の絵が描かれていたり、ナスカの地上絵の様なものがあったりします。縄文時代の日本の土偶も宇宙服を着ているように見えます。宇宙人は基本的には友好的です。圧倒的技術を持ちながら地上の文明の進化を見つめ続けてきたように思います。
 一方アメリカ軍の背後にある陰の政府は、宇宙船技術やプラズマ技術(プラズマを利用した破壊兵器)を入手した現在、この平和的宇宙人の存在を抹殺して、地球上の富を独占しようとしていると飛鳥昭雄の著作では警告しています。その為、様々な手段を用いて偽せ情報を流し、地球を侵略しようとしているグロテスクな宇宙人というイメージを植え付けようとしているというのです。

参考図書

○「いま二人が一番伝えたい大切なこと」船井幸雄 中丸薫 著 徳間書店 2007年
○「完全ファイルUFO&プラズマ兵器」飛鳥昭雄 著 徳間書店  2005年
○「フォトンベルトの真実と暗黒星ネメシス」エハン・デラヴィ著 愛知ソニア訳 学習研究社 2007年
○「宇宙船 天空に満つる日」渡辺大起 山本耕一著 徳間書店 1993年

平成20年02月27日作成  第047話